シルバー悠々考望(2)
隠居暮らし不安
仕事人生終った⇒みなさんへ!
現在、イキイキげんきな隠居暮らしを楽しく、有意義にすごしていますが、いずれ訪れる「老後の不安」を考えながら活動して行く事が出来たら・・・・・と思い悩んでいました。
2001年からすでに実践しているNPOがありました。
2010年からは「シニアの住まいを考える」もスタート!
共感し、私もメンバーになりました。これからいろいろ紹介します!
仕事人生終った皆様へ! 充実のシニアライフへ!
互いの個性や経験を認め合い、それを活かす活動!
豊かな高齢社会は仲間づくりと役割づくりから!
NPO法人シーズネットは、安心した老後人生を自らのパワーで、創りだそうとする活動団体です。
高齢者自身が自立して、主体的な生き方を目指すためのグループづくり・ネットワークづくり・拠点づくり
そして豊かなシニア人生一緒に創造しませんか!
その実現のためのキーワードとして「仲間づくり」と「役割づくり」があるのです。
私たちの活動は全てヨコ型の人と人との交流が基本にあります。
(シーズネットより)
楽しいシニア人生を過ごしたいと思っています。
楽しく、有意義にすごし、いずれ訪れる「老後の不安」を考えながら活動して行く事が出来たら・・
どこで! どこに住み、どのように暮らし、
現在の田舎暮らしでも可能なのか?
趣味やボランティア、シニア同士の助け合い、住まいの支援
特定非営利活動法人シーズネットを紹介します!!
『豊寿語録』 NPO法人シーズネット代表 岩 見 太 市
シーズネット通信から!
シーズネットデビュー「仕事人生が終った方へ」 (’07-04月号)
いよいよ2007年春本番の季節がやってきました。団塊の世代と呼ばれる昭和22年生まれの方が60歳代に突入する歴史的な年とも言われています。さて、これから20年以上と言われる長いシニア人生のスタートの年にもなりますが、余命と呼ぶにはあまりにも長い人生設計はOK状態でしょうか?
私たちが生きる拠点としては職場、家庭、地域の3ヶ所に大別されますが、定年によってまず職場を失うことになりますが、それは仕事だけではなく職場の人間関係も失うことを意味しています。多くの男性の場合は無くした職場に代わって家庭に存在感を求め、奥様との関係の再構築を図ろうとしますが、既に地域の中で人間関係と居場所を確保されているケースが多く、老夫婦の関係は寄り添い合える関係より、むしろ奥様側から見ればストレスや感情のズレが表面化する危険性が潜んでいます。
残るは地域デビュー。ところが職場と地域の決定的な違いはタテ型(職場)とヨコ型(地域)の人間関係の違い。現役時代の肩書きや役職は地域では通用しません。さらに地域では自らアクティヴに行動を起こさないと、相手から誘ってはくれません。一歩踏み出す行動力が不可欠なのです。
その一歩をシーズネット活動に向けて頂けませんか? シーズネットで地域デビューの一歩を踏み出しませんか!
私たちが求めているのは長いシニア人生にとって欠かすことができない良き友達づくりと地域や社会と関わる活動をすることによって、ひとりひとりの存在感=居場所をつくり、新たな人生設計を自らの英知と工夫を結集して描き、実行することです。
私たちはそれを「シーズネットデビュー」と呼ぶことにします。
それぞれの地域社会の中でデビューする場所はそんなに多くはありません。町内会や老人クラブなどの小地域活動、それぞれの好みの趣味活動グループ、さまざまな分野のボランティア活動、新たな起業活動などが考えられますが、そんな中にシーズネットも選考の中に入れて下さい。
一番まずい決断は人間関係を避けた暮らしを求めて、孤立して好きな趣味や活動に没頭することです。人間関係からは絶対に逃避しないで下さい。 シーズネットデビューをお待ちしています
趣 味 の 社 会 化 (’09-12月号)
過日札幌市内のある区役所主催の介護予防を目的とした「はつらつ講座」が開催され、講師としてその講座に参加させて頂きました。シニア層の方々に生きがいを持って暮らして頂くために、自分に合った趣味を持つと同時に、その趣味を地域に活かす方法を考えましょう、という趣旨の講座でした。
ゲストとして紙飛行機づくりを趣味に持っている方が、児童館などで子供たちに紙飛行機づくりの指導をして喜ばれている事例や、壊れた玩具を治すボランティア活動を通じて子供たちと交流する事例などが、その具体例として紹介されました。
シニア人生にとって趣味を持つことは極めて大切なことですが、個人的なレベルに終始して、その成果を地域や社会に還元する発想はまだ十分とは言えないと思います。
私たちシーズネットでも北海道ではシーズネット合唱団が老人ホームなどの福祉施設や地域のイベントでボランティアとして参加して喜ばれています。シーズネット京都でもアンサンブルが老人福祉センターなどに出向いて訪問演奏活動をしています。
メンバーもそのような発表の場があること自体が例会などでの練習の励みになるようです。
そのように考えると、これからの趣味活動は個人的なレベルでの楽しみだけで終わらせるのではなく、その成果や果実を地域や社会での活動と結びつけることによって、自己の存在感も高まり、生きがいづくりにもつながるのではないかと思います。
シニア人生では現役世代とは異質の役割づくりが必要になってきますが、それは必ず地域と結びついたものでなければならないと思います。
・趣味として持っている技術を地域の人々に教える。
・地域の中で発表の場を持つ。
・趣味サークルをつくることによって活動の輪を広げる。
そのように趣味活動を一寸工夫することによって、新たな活動が芽生えたり、新しい展開が可能になってきます。特にシニア男性の方、自分の持っている趣味や特技、技術などの活用について考えて頂ければ、新たなシニア人生が広がってくるものと思います。
シーズネットの各グループやサークルも、地域や社会還元について考えてほしい、と思います。
シーズネット創設10周年を迎えて ('10- 01月号 )
新年明けましておめでとうございます。
今年は特にシーズネット活動が芽吹いて10年目という記念すべき年になります。併せて今回は通信発行100号という記念すべき月になり、シーズネット活動も歴史の節目を迎えることになります。
10年前、ぼくが札幌市社会福祉協議会の職員として地域を回ったときに感じた「身体的には健康なのに、心の中に寂しさや孤独感、不安感を抱きながら、長いシニア人生を暮らしておられる方の多い」ことが気になり、当事者の視点で新たなシニア人生のグランドデザインを描くことを目的として立ち上げたことを、昨日のことのように思い出します。
2001年2月4日(平成12年度)に札幌市社会福祉総合センターの会議室に18名の設立発起人が集まり、NPO法人シーズネットの設立を決議したのがスタートでした。NPO法人としての認証は2001年7月10日です。
当時から「仲間づくり」と「役割づくり」を基本に据えて事業計画を立てましたが、正直どれだけの仲間が集うのか、世間の賛同を得ることができるのか、内心では不安を抱えていました。
同年3月24日の北海道新聞社会面に「明るい老後、全道組織に参加しよう」との大きな見出しで報道されるや、事務所には電話が鳴り続け、3日間ほどその対応に追われたものです。
そして10年。会員は800~850名を行ったり来たりですが、北海道には札幌だけではなく、旭川、北見、釧路、空知、函館に支部ができ、津軽海峡を越えて本州の京都市、三重県四日市市、山形県鶴岡市にもシーズネットが設立され、自立したシニア層の団体として認知されつつあります。
人と人とが結びつくためのさまざまなサークル活動、勉強会や市民向けの講演会などが企画され実行されています。
さらに近年では社会的な存在感を示すための事業的な活動も活発で、北海道で昨年から実施したシニアの住まい関係の相談、情報提供、民間シニア向け住宅の推奨制度の実践研究、ひとり暮らしの高齢者を対象にしたコミュニケーションと安否確認の活動は、何れも注目を集めています。
会員にとっても元気な時に楽しく過ごせるだけではなく、虚弱になっても参加出来る、存在感のある団体であってほしいとの願いが、強くなっているように思います。
当面の次の課題は新世代へのバトンタッチをどうスムーズに行っていくかだと感じています。10年の経過は初代の会員が10の歳を重ねたことになります。次代に引き継げない団体は衰退を意味するからです。
ホームページ&ブログの紹介!!
NPO法人シーズネット http://www.seedsnet.gr.jp/
代表 岩 見 太 市 ブログ http://blog.goo.ne.jp/iwami_002