笹原さんの感情と感覚 4
笹原さんの感情と感覚 4
さて今日はセミナー
★人間関係のストレスを“一瞬”で消し去る心の技術
第4回目
をお送りします。
前回、第3回目は、
過去の記憶をリ・プログラムし、対人力を劇的にアップする“5つの要素”
をお送りしました。
ポイントは
過去の記憶をリ・プログラムし、対人力を劇的にアップする“5つの要素”とは、
1.気づき
2.自己責任
3.リラックス
4.リリース
5.リセット
である。
自分のプログラムを変えて、劇的に対人力をアップするための第一歩は、「自分のプログラムに“気づく”こと」である
というようなことでしたね。
そして、@さんにも【ワーク】として、
★ご自分が普段『嫌な気分になる』とか『ストレスを感じる』、相手や状況
★その時に起きている「思考・感情・感覚・言動・行動」の反応
★特に【感情と感覚】
を書き出してみてください
と、お願いしまたね。
ワークは、いかがでしたか?
“抑圧のシステム”を免れて、ちゃんと“気づく”ことができましたか?
もしそこまでが順調ならば、今日は
★どんな相手との関係も、自分でコントロールできる“魔法の思考法”
をご紹介しましょう。
“魔法の”とついているくらいですから、それを本当にわかって、使えるようになると、人間関係だけでなく、人生そのものが“劇的に変わる”、そんな思考法です。
だからこそ、@さんにも、ぜひお奨めしたい思考法なのです。
では今回も、結論から申し上げますと、その“魔法の思考法”とは、
★自己責任型思考をする
ということです。
つまり
1.イヤな気分や感覚の原因を“相手のせい”にせず、
2.それは“自分の反応”であり
3.“自分でその反応を変えよう”と考えること
です。
逆にいうと、
★他責型思考=イヤな気分や感覚の原因は“相手のせい”であり、この問題が解決するためには“相手が変わるべき”と考える
という風にならないことです。
なぜならば、この他責型思考の最大問題は、
相手が変わらない限り、自分に心の平穏や幸せが来ないからです。
世の中には、
□ 部下がアホだから、イライラする
□ 上司が悪いから、やる気になれない
□ 夫が優しくないから、悲しくなる
□ 姑が嫌味を言うから、落ち込む
□ 子供が勉強をしないから、腹が立つ
という風なことをおっしゃる方が、たくさんいます。
もちろんそうなる人たちの気持ちもわかります。
何しろ、かつて私自身がいつもそうやって、“誰か”に苛立っていましたから。
しかし、この
「○○だから(原因)、私はイヤな気分になる(結果)」
という思考法をし続けている限り、
「自分が良い気分になれる(結果)のは、その○○が変わった時(原因)」
となってしまうのです。
つまり
自分の気分や感覚のハンドルを、相手が握ることになってしまうのです。
もっと身近な例で言えば、
「雨が降ったから気分が悪い」と考える人の幸せは、
晴れるまでやってこないわけですから、この人の幸せは“お天気次第”となってしまうのです。
これが他責型の落とし穴なのです。
だからこそ、私は★自己責任型思考★
1.イヤな気分や感覚の原因を“相手のせい”にせず、
2.それは“自分の反応”であり
3.“自分でその反応を変えよう”と考えること
をお奨めしているのです。
そうすることによって、
自分の幸せのハンドルを、自分で握れるようになるからです。
責任を英語で表すと“Responsibility”となります。
これは元々“Response(反応)”+“Ability(能力)”
という複合語です。
“責任”という時は、「自分の反応能力を高める」という意味なのです。
つまり
「雨が降ったから、嫌な気分になる」という反応ではなく、
「雨が降っても、気にならない」、
さらには
「雨が降っていても、喜べる」
そんな反応が出来る“自分”になりましょうということなのです。
そしてそのためには、自己責任力を高める練習をしてい
ただきたいのです。
【今回のワーク】自己責任型思考を身につける
誰かの言動や行動に対して、嫌な気分になった時、
Step1:その原因を相手のせいにしない
Step2:「これは自分の反応である」と考える
Step3:「だから自分の反応は、自分で変えられる、
変えよう!」と考える
この思考を繰り返してみてください。
逆に
「“あの人は”、気分が悪い」
「“あの人は”、腹が立つ」
「“あの人”のせいで、落ち込んでいる」
という風に、“あの人”を主語にしたような思考になって
いないか、いつも気づいて下さい。
本当に、このことが上手になれば、自分の気分、果ては自分の人生の主人公になることができます。