8月のハウス花工房
『トルコキキョウ』 ヒロシさんの8月のハウス花工房
トルコキキョウの栽培
トルコキキョウの栽培は育苗が難しく、「苗を作ってしまえば7~8割の栽培が終わる」と言われるほどです。毎年栽培している農家の人でも失敗することがあるくらいです。
トルコキキョウて、どんな花?
- 学名
Eustoma Salisb.
和名:トルコ桔梗
英名:プレイリーゲンティアン
別名:リシアンサス、ユーストマ
- 由来
トルコキキョウは、北アメリカ原産の植物で、ネブラスカ州、コロラド州、テキサス州などのロッキー山脈の高原地帯に自生しています。名前の中にあるトルコ原産のキキョウではありません。
日本で「トルコキキョウ」と呼ばれている由来は、「つぼみの形がトルコ人のターバンのようで、咲き方がキキョウに似ているため」という説もあります。
日本に初めてトルコキキョウが輸入されたのは1930年代で、当時はラベンダー色のみで一重咲きの小さな花を咲かせる品種でした。現在のように、多彩な色や咲き方が楽しめるようになったのは、1970年代以降です。今では一般化している花ですが、ここ10年ほどで栽培面積が飛躍的に伸びてきた花です。
- 特徴
トルコキキョウは、花弁が一輪でカップのような形で咲き、枝数が多く、花がたくさんついているのが特徴です。
花色も多く、紫、白、赤、黄、ピンク、緑、青、白地に紫やピンクの縁取りなど、様々な色が楽しめます。
また、品種改良が進み、八重咲きのものやバラのような形のものなど、様々な咲き方の花ができ、流通量が年々増加傾向にあります。
露地では6~7月に咲く花なので、暑さに強く、真夏に切り花として花瓶に飾っても花持ちが良く、長い間楽しむことができます。
- 花言葉
優美、希望、よい語らい