工場概要
バーディゴルフ西岡工場 (札幌)
ゴルフクラブ製作、修理専門の小さな町工場です。
リメイク・チューンナップに挑戦!!!
ここ二十数年間、ゴルフ場〜ゴルフ練習場〜ゴルフショップの仕事に携わって来ました。
近年、色々なグリップが出回っている。グリップの材質、重さ、太さ、そして、装着の仕方などがプレーに与える影響は 一般のゴルファーが 想像している以上に 大きなものだ。ここでは、グリップを選ぶ上で知っておきたい知識、そして、装着の時に考慮すべきことなどについて説明しよう。
ゴム以外の材質が かなり増えてきた。新しい素材の中でも EPDM (Ethylene-Propylene-Diene-Monomer) を始めとする各種コンパウンド素材のグリップが良く使われるようになっているが、ゴムに比べて 柔らかでしっとりとした感触のグリップを好む人には最適な素材である。
グリップの重量は クラブのバランス (スイングウェート) に大きな影響を及ぼすものだから十分注意を払う必要がある。例えば、50グラムのグリップから 40グラムのグリップに変えると 全体の重量は軽くなるが、相対的にクラブヘッド側が重くなるから スイングウェートは 2 - 3ポイント重くなる。つまり、そうしたことに注意を払わずに グリップを交換すると クラブを振った時の感触が大きく異なるクラブになってしまう可能性もある。
装着に関する豆知識
さらに、グリップを装着する時は 下に両面テープを巻くが そのテープの量で太さを調整することが出来る。巻き方には縦巻きと螺旋巻きの二通りがあるが どちらの場合も 1巻きでほぼ 1/32インチ太くなる。また、好みに応じてこのテープの巻き方を変えて、グリップの中央部分を少し太めにするとか、グリップエンドを太めにするなどの調整も可能になる。テープ自体の重さは 1巻きで 2グラム程度の重さになるので、その点もスイング・ウェートの調整で計算に入れておくと良いだろう。