笹原さんの感情と感覚 1
笹原さんの感情と感覚 1
さて、いよいよ今日からセミナー
★人間関係のストレスを“一瞬”で消し去る心の技術をお送りします。
では早速、今日のテーマ
★“一般的なコミュニケーション・スキル”の落とし穴とは?に移ります。
大胆な結論を申し上げますと
「聞き方・話し方・話し合い方などの、表面的なコミュニケーション技術をいくら学んでも、それだけでは本当の意味での対人力・人間関係力は向上しない」ということなのです。
______________________________________________________
そのポイントは
コミュニケーションや人間関係がこじれる本質的原因は、
『ネガティブな感情・感覚(=生理反応)』だからということです。
______________________________________________________
1つ例をあげてみましょう。
もしある人が、自分の上司のことを「感情的、または生理的に受け入れられない」と感じているとしましょう。
この問題が、
“聴き方の技術”を学べば解決するでしょうか?
“話し方の技術”を学べば解決するでしょうか?
“話し合いの技術”を学べば解決するでしょうか?
誰が考えても「解決は難しい」か「表面的な解決になる」のではないでしょうか。
なぜならば、その人はその上司の話を「聴きたくもない」し、「話したくもない」からです。
そして、その根本的理由は「感情的、または生理的に受け入れられないから」なのです。
逆に言うと、これは「聴き方・伝え方などの、コミュニケーション・スキルの問題ではない」のです。
だとするならば、この人が上司との関係を改善する唯一の方法は、「感情的・生理的に受け入れられるようになる」ことです。
それが出来ないままでは、コミュニケーションや人間関係が成り立たないばかりではなく、もう会社に行くことさえイヤになるでしょう。
少し極端な例でしたが、そこまでいかなくても、
・その部下の顔を見るだけでイライラしてしまって、話を聴くことが出来ない
・怖い上司にビクビクしてしまい、言いたいことが言えない
・どんなに練習しても、ドキドキしてしまうので、人前で上手く話せない
このくらいのことなら、どこにでもある話でしょう。
________________________________________________________
これが昔から
「人間は感情の動物である」
と言われるゆえんです。
________________________________________________________
だからこそ、このような「感情と感覚(=生理反応)」という、コミュニケーションや人間関係の最も根本的な問題を解決をしなくては、本質的解決にはならないのです。
では、これを実現するために何をすれば良いのでしょうか?
それは、私たち人間の
1.「心のメカニズム」を理解する
2.「心の技術を習得」する
という2つです。
そこでまず今日の第1回目では、
聞き方・話し方・話し合い方などの、表面的なコミュニケーション技術をいくら学んでも、それだけでは本当の意味での対人力・人間関係力は向上しない.
なぜかというと
コミュニケーションや人間関係がこじれる本質的原因は、
『ネガティブな感情・感覚(=生理反応)』であるから
ということをまずご理解いただければと思います。
そして次回は、
そのネガティブな感情や生理反応が起きる、深層心理と脳のメカニズム
についてお伝えしていきたいと思います。